年齢を表す言葉
さっそくですが、下記をご覧ください。どこの街角でもよく見かける、何の変哲もない求人広告です。
業 種 販売スタッフ
時 給 850円~
勤務時間 週3日程度、一日3~6時間
募集人員 男女とも若干名
年 齢 35才位まで
※ 随時面接。履歴書を持参。
ここで問題なのは生き物の年齢を表す文字には「歳」と「才」とがあるということです。国語辞典にはどちらも「年齢を数える語」として見出し語があります。しかし両者の使い分けまでは明記されていないようです。履歴書パスポート申請書などの公的な書類の場合は必ず「歳」が使われます。一方、犬や猫などの動物には「才」が使われ、「歳」が使われることはほとんどありません。ですから、
人間の場合 →「歳」
人間以外の動物の場合→「才」
という使い分けをすれば良いのだろうと判断することになりますが、上記の求人広告の例でもわかるように人間でも「才」が使われることがありますし、逆にサルやチンパンジーなど人間に近い動物の場合に「歳」が使われることもあります。さらに興味深いのは生き物といっても植物の場合は「推定樹齢210年」といった例でもおわかりのように「年」が使われ、決して「歳」や「才」が使われることはないということです。
また、意外と知られていないことですが、「才」は「歳」の略字であることが国語辞典には書かれています。麻衣まいは書道を習ったことがないので、どう略せば「歳」が「才」になるのか皆目わかりませんが、とにかく略字だそうです。略字なら双方にどちらの文字を使ってもかまわないはずですが、下等な動物ほど「歳」は使われていません。また人間に「才」を使うとなんだか失礼な印象を与えるのも不思議です。
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