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和歌山線の車窓

 今回は和歌山線です。一言で言えば古都の奈良と和歌山とを結ぶ路線ですが、阪和間や阪奈間ほどの交通需要はなく、全線単線かつ普通列車のみの運転です。沿線風景も含めて「純然たるローカル線」という言葉がぴったりで、列車はじつにのんびりと走っています。車窓は右側が良いでしょう。基本的に東から西へ向かう路線ですので、左側に座ると晴れた日の日中は太陽光線が眩しく感じられます。ただ、車両は窓を背にして座るいわゆるロングシートですので、身体をねじ曲げないと景色は楽しめません。

【王子~橋本】

 列車は天王寺方面にではなく奈良方面に向けて発車するので、方向感覚が狂うかもしれません。しかし東へ進む関西本線とはすぐに分かれて南に向かいます。畠田・志都美・下田と奈良盆地のはずれにある田園地帯をのどかに進みます。志都美から下田にかけては右側に武烈天皇陵、顕宗天皇陵があります。次の高田は市街地になっていて近鉄大阪線のホームも左側に並びます。和歌山線に関して言うと、ここまでが大阪から王子経由の通勤圏です。高田の市街地を抜けて大和新庄・御所・玉出と進むと国見山が見えてきてきます。そして車窓は田園地帯から曽我川の谷間に入ります。掖上・吉野口と進み、坂を登って重阪峠を越え北宇智に到着します。ここは急勾配の途中にあるのでスイッチバック式でした。坂を下りきると、後に紀ノ川となる吉野川が左側から近づいて五条に着きます。ここからはまた平坦な線路になります。国道24号線・紀ノ川とともに大和二見・隅田・下兵庫と遺跡が散在する中を西へ進むと、南海高野線の線路を跨いで橋本に着きます。南海を利用すれば難波へ直接行くことができる駅ですが、もう大阪の通勤圏といえる距離ではないようで、ローカル線同士が接続しているだけの駅といった感じがします。王子からここまでが1時間30分程度です。なお、日中は王子始発の列車がなく関西本線天王寺方面からの列車が高田まで直通しており、大和新庄以西へはすべて高田乗り換えとなります。

【橋本~和歌山】

 次が高野口。ここは真言宗総本山である高野山への登山口でした。過去形で書いた理由は今では南海高野線で終点まで乗れば行けるからです。次の中飯降から、妙寺・大谷・笠田・西笠田・名手・粉川・紀伊長田・打田・下井坂と小駅ばかりが続きます。この間、左側は和泉山地、右側は紀伊山地です。紀ノ川はその両山脈の間を流れ国道24号線も引き続き和歌山線に平行して西へ進みます。次の岩出を出て初めて紀ノ川を渡り、川も国道24号線も右手に移ります。橋本方向から和歌山へ向けて川下りになるので、和歌山が近づくにつれて左右の山脈が遠ざかり、平野が徐々に広がってきます。岩出付近からは和歌山へ向かう乗客が増えてきます。川の左岸に出てから最初の駅が船戸。紀伊小倉・布施屋・田井ノ瀬と進むと和歌山電車区の車庫が見えて線路は左に回りこみます。右から阪和線の線路が合流して列車は南に向いた形で和歌山に到着します。橋本からここまでが1時間程度です。

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【本日の阪神】         雨天につき試合中止

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