東京電力福島第一原子力発電所から汚染水が地下水を通じて今もなお出続けています。これがどういう結果を生むことになるか考えて下さい。まず世界中の海洋に拡散します。海洋には海流がありますからその流れに乗って遠くの大陸や島々にも放射性物質を含んだ汚染水が運ばれることになります。当然、海産物が汚染され、それを水揚げして食べる私たちは内部被爆することになります。次に海面は大太陽の熱によって温められて絶えず水蒸気となって上空で雲となり、それは大地に雨を降らせます。井伏鱒二の書いた小説に『黒い雨』という作品がありますが、放射性物質を含んだ水が水蒸気となって上昇するのですから、当然その雨水にも奉仕や生物質が含まれています。したがって農作物も畜産物も土壌も汚染されることになります。海産物を一切口にしなくても、農作物や畜産物を食べればやはり内部被爆します。特に乳幼児など年齢の低い人ほど被爆の危険度は高まります。1986年にチェルノブイリで原発事故が発生しましたが、事故の7年後から小児白血病が急増しました。ということは今回の福島原発事故でも同じことが発生するのは不可避でしょう。事故から10年後といえば2021年です。その頃になって原発事故の晩発性障害が少しずつ出始めるのです。それがどんな形て出てどんな結果になるのかは誰にもわかりません。なぜならこれほどの事故は過去の日本人が体験したことのない事故だからです。これほど恐ろしいものはないと思います。
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【本日の阪神】 (横浜)4-2(阪神)/69勝62敗4分
先発はスタンリッジでした。今季はビジターゲームでの勝率が例年になく高い一方、甲子園での勝率が悪く、昨日の時点で26勝27敗3分と負け越しています。今日の勝利で五分に持ち込みたいところです。しかしスタンリッジは2回に先頭の中村に2塁打を打たれました。金城に犠打を決められ、松本に適時打を打たれて1点を先制されました。しかし3回に阪神はスタンリッジがヒットで出塁しました。西岡は左飛で凡退しましたが、俊介がヒットでつなぎました。さらにマートンが四球を選んで1死満塁となったところで鳥谷が適時打を打ってスタンリッジが同点のホームを踏みました。試合はそのまま終盤に入りました。8回に先頭の荒波にヒットを打たれてしまいました。梶谷を討ち取ったもののブランコにもヒットでつながれました。これで1死1・3塁です。中村は右飛に討ち取りましたが多村にバックスクリーンへ一発を放り込まれ3点を失ってしまいました。9回に阪神は2死走者なしから西岡がヒットで出塁、俊介の左飛が敵失となり西岡が1塁から生還しました。しかしそれ以上の攻撃ができずに敗れてしまいました。今日の敗戦で今季の横浜戦に負け越しが決まりました。
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