言葉

「良識の府」という言葉はあるが

 特定秘密保護法案が衆議院で可決された時、「良識の府といわれる参議院こそ拙速な採決をせず慎重な審議を」と書いた新聞が地方紙を中心に多く見られました。そこで思ったのですが、なぜ参議院が「良識の府」と言われるのでしょうか。そしてこれの対義語を出すとすれば「悪識の府」でしょうが、参議院が「良識の府」なら衆議院は「悪識の府」ということになるのでしょうか。

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「新体操」とは言うけれど

 昭和39年、東海道本線に対して「東海道新幹線」が開通した時、それ以前からあった東海道本線を「在来線」と呼ぶようになりました。それ以後、山陽新幹線・東北新幹線・上越新幹線などと各地に新幹線が建設されました。そしてこれら「新幹線」の対義語は「在来線」となりました。そこで思うのですが、「新体操」の対義語がないことです。新体操という競技種目が登場した時点で、それ以前からあった体操競技を「在来体操」なり「旧体操」と呼称しても良さそうなものですが、なぜか何もありません。

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ソフトドリンクはあるけれど

 ファミリーレストランに行くとジュースやコーヒー・紅茶などをセルフサービスで飲むコーナーがあります。そこにはたいてい「ソフトドリンク」と掲示されています。メニューブックにもソフトドリンクが載っていて昼間は250円前後、夜間は300円前後で注文できるようになっています。しかし、なぜこれらの飲み物が「ソフトドリンク」なのでしょうか。それに「ソフトドリンク」という名称があるのに「ハードドリンク」という言葉がないのも不思議です。

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肌着と下着

 衣料品の売り場へ行くと「肌着」と掲示した看板と「下着」と掲示した看板とがあります。でもよく考えると「肌着」も「下着」も同じものです。歴史的には「肌着」が後から登場した言葉ですが、「下着」で用が足りるのにわざわざ別の言葉を使うようになったのはどういう理由があってのことでしょうか。

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「被る」と「重なる」

 昔なら「重なる」という言葉を使っていた場面で、最近は「被る」という言葉が使われるようになりました。たとえば「受験の日に生理が被る」という表現です。本来「被る」は「帽子を被る」「バケツに入っていた水を被る」といった文例で使われる言葉ですから「重なる」の代用になることはあり得ないのです。しかしいつの間にか「AにBが被る」という表現が普及してしまいました。だからといって「重なる」が全て「被る」で代用されているわけではありません。たとえば「原発の被害だけでなく風評被害も重なる」という時に「被る」という語は使われていないのです。

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負けはあっても勝ちはない

 「おまけ」という言葉がありますよね。子どもの頃にグリコの菓子を買ったときに「グリコのおまけ」をもらって喜んだ記憶のある人もいらっしゃると思いますが、あの「おまけ」という言葉は「お」と「まけ」から構成されています。前者は「お酒」「お煙草」の「お」と同じく敬意を表す接頭辞です。後者は漢字で書くと「負け」になります。商品を規定の値段より安く販売することを「負ける」と言いますが、じつは「おまけ」もそこからきています。つまり値段を下げることはしないけれど、付加価値――つまり「おまけ」となる品物――をプラスした上でもともとの値段で販売しようというわけです。付加価値となる品物にも生産コストは当然かかっていますが、客は付加価値に対して支払う金額は0円です。したがってトータルでは販売する商品の値段を下げたのと同じことになります。というわけで「おまけ」は「お負け」なのです。当然ですが、これの逆、すなわち「お勝ち」はあり得ません。そんなことをしたら客が誰も来なくなってしまうのは火を見るより明らかですから。

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「なさる」と「なさい」

 「なさる」という言葉がありますね。主に動詞の連用形や熟語の下に使われ「帰宅なさる」「払い戻しなさる」といった形で使われています。これは「帰宅する」「払い戻しする」など、「する」と表現したのでは失礼な場面で用いられますので、敬語の中でも尊敬語(相手や話題にしている人物の動作に敬意を払う表現)に該当します。しかし相手に命令する時に使われる「なさい」は常に目下の者に使われますから敬語にはなりません。つまり「早くしなさい」という日本語は「早くしろ」という場合と本質的に変わらないことになります。「なさる」は文法上は五段活用動詞ですから命令形は「なされ」になりますが、これは日常会話では全く使われませんね。

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【本日の阪神】      CS敗退につき試合なし

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「さわり」は冒頭ではない

 「さわり」という言葉がありますね。全部を紹介すると非常に長くなりそうなものを話題にしているときに「ちょっとさわりの部分だけでもやってみて」といった具合に使われる言葉です。その注文に応える側も気軽に「さわり」の部分をやってみせるのですが、なぜか全体の冒頭の部分を紹介していることが多いようです。たぶん「さわり」とは「冒頭の部分」と思っている方が多いからでしょう。しかしこれは全くの誤りです。本当は「義太夫節で一曲の最も聞かせどころ」が原義で、それが転じて「全体の中で最もクライマックスとなる部分」が「さわり」なのです。カラオケの楽曲でたとえれば「サビ」の部分が「さわり」になるわけで、「Aメロ」が「さわり」になるわけではありません。しかしこれほど多くの人に誤解されたまま使われている言葉は他にないでしょう。

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【本日の阪神】     試合なし

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朝だけ「っぱら」がつく

 「朝」という言葉とは別に「朝っぱら」という言葉もあります。「朝っぱらから酒を飲むな」という具合に使われるのですが、「昼」に対して「昼っぱら」という言葉もなければ、「夜」に対して「夜っぱら」という言葉もありません。なぜ「朝」だけ「っぱら」という接尾辞がつくのか不思議です。

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【本日の阪神】       試合なし

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「軽」のつく乗り物はあるけれど

 「軽トラック」「軽自動車」「軽飛行機」という乗り物がありますね。しかし「軽」の逆であるはずの「重」がつく乗り物はなぜかありません。一定以上の許容積載重量のあるトラックを「重トラック」とは言いません。排気量の多い乗用車を「重自動車」とも言いませんし、搭乗定員の多い大型の飛行機を「重飛行機」とも言いません。

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【本日の阪神】    (ヤクルト)0-2(阪神)/68勝61敗4分

 先発はメッセンジャーでした。3回に阪神は2死走者なしから西岡かヒットで出塁しました。俊介が適時3塁打を左中間に放って西岡が先生のホームを踏みました。続いてマートンも右翼へ適時打を放ち俊介も生還しました。その後の追加点はありませんでしたが、メッセンジャーはヤクルト打線をわずか3安打に抑える好投で完封で完投勝利を飾りました。

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